
去る7月1日に埼玉県鴻巣市にある花と音楽の館かわさと「花久の里(かきゅうのさと)」で行われた第6回 山中信人さんの津軽三味線演奏会 「豪快に叩く×繊細に弾く」にゲストとして招かれました。
山中さんは山田千里の内弟子としてライブハウス山唄で修業、その後も伊藤多喜雄バンドに所属する等、国内外で幅広く活躍しています。
前評判もよくチケットは当日までに完売し増席しての開催となりました。生憎の雨模様でしたが多くのお客様が詰めかけて大盛況。最初は山中さん率いる信栄会の皆さんによる津軽じょんから節の合奏から始まり、那須野悦子さんが津軽じょんから節を唄い、そして山中さんのソロでは豪快な撥さばきで観客を魅了!特に秋田荷方節の演奏では「よくぞここまで手が回るものだ!」というくらい、まるでサイボーグのように機械的に動く左手と右手の撥さばきにはただ唖然!これだけの技量の持ち主はそうはいないと思います。
そして私のソロは竹山流独特のリズムと旋律が感じられる「中じょんから節」「津軽三下り」「津軽音頭」を披露しました。
続いて、この曲を聞けば叩きと弾きの違いがすぐにわかるという「津軽あいや節」を披露。山中さんがメジャーなあいや節を、竹勇が佐渡おけさのリズムを汲むマイナーなあいや節を弾き、那須野悦子さんに唄っていただきました。それから二人のあいや即興二重奏へと移り哀愁のある雰囲気に仕上がりました。

さて本日のメインイベントでもある二人の新じょんから節による即興二重奏ですが、これは鰺ヶ沢出身の井上さんがyoutubeにアップして下さったのでこちらをご覧ください!最初と最後の簡単な打ち合わせ以外は二人の完全即興でしたが、なかなか面白い取り合わせにお客様にも喜んでいただけたようでした。ぜひ次回も!という話になり再演が楽しみです。
アンコール&フィナーレは「りんご節」で盛り上がりました。
- 2012/07/15(日) 11:59:41|
- コンサートから
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