
秋葉原のラジオストアーが今月いっぱいで64年の歴史に幕を閉じるとか!
総武線(中央・総武緩行線)秋葉原駅の高架下にあり,秋葉原電気街の象徴のひとつだった.
中学1年生の時ラジオに制作に目覚めてラジオ少年になり、部品を買いによく通ったものだった。
並四スーパー、五球スーパー、真空管を使ったステレオやアマチュア無線の送信機等々を手作りし、目に見えない電波が音となって聞こえて来た時のワクワク感は忘れられない。小さな部品を一つ一つ半田付(半田コテを使って金属や電子部品を接着させるもの)して組み立てて行くのだが、その時に半田から出てくる煙の臭いが懐かしい!
丹精込めて作った送信機から発信される電波が世界中を駆け巡り、モールス信号を覚えてからは世界中の多くのアマチュア無線家と交信した。今でもその時に交わしたQSLカードという交信証明書は大事に取ってあるが、お蔭で世界中に目を向けることが出来て世界地理や語学にも興味が持てた。その後趣味が高じてプロの無線通信士となり三味線と共に生活も支えて来た。時代の流れかもしれないが、私にとって夢と生活を与えてくれた秋葉原のラジオストアーが幕を閉じるというのは本当に寂しい限りだ。今は生産ラインで組み立てられた基盤で出来あがったテレビ、ラジオ、PCにスマホ等々が巷にあふれているが、あまりにも便利になった分、何か大事なものを奪ってしまったような気がしてならない。
- 2013/11/22(金) 07:30:19|
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