今日は上尾市に新しく立ち上がった出張サークル「大石三味線サークル津軽」でのレッスン。
りんご節に入ったのだが、まずは「りんご節」についての説明からスタート。青森県にはリンゴに纏わる曲が無かった頃、当時、津軽民謡の神様と言われた故・成田雲竹翁に、青森県から「りんごに纏わる唄を作って欲しいと依頼があった。そこでコンビであった三味線奏者の初代、高橋竹山と共にリンゴ節を作曲し、昭和29(1594)年に「りんご節」を発表。昭和36(1691)年、雲竹の弟子・佐藤りつが、竹山の伴奏でレコードに吹き込んで評判になり、有名な津軽民謡の一つとして世に広まることになったのだ。
ちなみに竹山という雅号は成田雲竹が命名したものであるが、この二人を弾き合わせたのが初代・成田雲竹女であった。
さらに裏話として、リンゴ節の歌詞の一番と二番を間違えてレコーディングしたため、そのまま世に広まってしまったという経緯がある。実際には下記の歌詞が正しい歌い方。
1、春はリンゴの いと花盛りヨ〜
密にあこがれ 舞う蝶々
(春に花が咲けば蝶々が密を吸いに来るのが普通です)
2、夏は青葉の 緑の林ヨ〜
いとし乙女の 頬かむり
(夏には頬かむりした乙女が実すぐりする)
この曲とワイハ節は音楽著作権協会に登録されていたもので、歌詞本などにも間違えたまま書かれて登録されてしまった。そのため今ではこのように唄っても「間違えて唄っているよ!」と言われてしまうほど広まってしまったのです。
このような事を話してからレッスンに入るようにしています。(今まで言い忘れた生徒さんもいたかも?)たまにはブログを読んで勉強して下さい!
- 2014/03/27(木) 23:54:51|
- レッスンについて
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今日はレッスンを終えてから「さいたま芸能連盟」の理事会へ。来る9月7日に第2回のイベントを彩の国さいたま芸術劇場で開催するにあたり、ジロー珈琲で理事の打ち合わせ会議。次回も面白そうな内容になりそうです。
- 2014/03/26(水) 23:45:30|
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2012年5月に感謝台湾音楽会ツアーに行きましたが、その時に台北で津軽三味線を愛好している雅三絃会の方たちと交流したことは過去のブログにも書きましたが、(
こちらをクリックして下さい)

小比田雅勝氏が指導している台湾雅三弦会の皆さん

その愛好会メンバー謝さん(右)と再会することが出来ました。呉さん(左)もメンバーですが台湾では会えず、今回初めてお会いしました。ワーキングビザで来日しているそうで、呉さんは浅草の「民謡酒場みどり」で修行中とのこと。秋田三味線も弾きこなすそうです。お蔭で三味線談義に花が咲き、楽しい時間を共有することが出来ました。こうして台湾の人たちが日本文化に感心を持って津軽三味線を弾いていることは素晴らしいことと思います。
- 2014/03/25(火) 23:05:11|
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今日は上尾市まで出張教室の指導へ。昨年の11月に、4日間の初心者三味線講座を開催したところ、7名が続けて習いたいということでサークルが立ち上がり、「大石三味線サークル津軽」として活動を開始。前回には「黒石よされ節」を終了して、今回から「りんご節」に入ることに。皆さん熱心にレッスンに取り組んでいて嬉しい。
- 2014/03/20(木) 23:05:50|
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三味線のレッスンに通って来ている生徒さんにもいろいろな方がいらっしゃいますが、流鏑馬の射手をやっていた方から貴重な当たり的をいただきました。
流鏑馬(やぶさめ)とは、疾走する馬上から的に鏑矢(かぶらや)を射る、日本の伝統的な騎射の技術・稽古・儀式のことを言います。馬を馳せながら矢を射ることから、「矢馳せ馬(やばせうま)」と呼ばれ、時代が下るにつれて「やぶさめ」と呼ばれるようになったといわれています。
二年前の鶴岡八幡宮における鎌倉祭りの流鏑馬で的中した的だそうで、数も少なく関係者しか入手出来ない貴重なもの。我が家の家宝に致します。(宝クジを買って一緒に飾らなくちゃ!)
- 2014/03/12(水) 18:38:05|
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今日はあの3・11の東日本大震災からちょうど3年、14:46に黙とうをささげた。未曾有の大災害は今もなおさまざまな問題を残しているが、犠牲になられた皆様にはあらためて心からご冥福をお祈りします。
あの時はパソコンの前で事務仕事をしていた時だった。机上の物が散乱し、慌ててパソコンを押さえていたが、揺れの大きさからただ事ではないことを察知し、すぐにテレビでニュースを観るとしばらくしてその惨状が伝えられ驚いてしまう。仙台や福島の身内にすぐ連絡を取るがなかなか繋がらず、何とか連絡が取れたものの、仙台の姪っ子も市内で車を走らせていたらしいが何が起こったのかすぐには理解できず、とにかく津波が来るから逃げた方がいい!と指示。何とか難を逃れた。福島は山間の町だったので何でもなかったようで安心した。その後テレビから流れる津波の惨状が生々しく信じられない光景が映し出されていた。
未曾有の大災害から3年、あれから自分は何をして来たのだろうか。こういう時に自分が出来ることといえば三味線でしかなかった。
東北だけに目が行く中、実は近くの千葉県でも大きな被害があった。


心の温泉(詩人とミュージシャン仲間)による震災被災者激励コンサートは、まず避難所になっていた千葉県旭市飯岡保健センターで開催。
日時:2011年4月4日
会場:飯岡保健センター(避難所)



これを皮切りにコンサートの収益金等を義援金として送るイベントが続くことになるが、その後は地元蓮田の福島県人会にも入って直接支援する形も取らせていただいた。
※「東日本大震災蓮田受け入れ被災者を直接支援するためのチャリティーコンサート」
東日本大震災で被災され、4月末まで福島県双葉町より蓮田市に避難、滞在されている方々への支援金を募金することを主旨としたコンサートで、蓮田市在住の音楽家達によって披露された。
日時:2011年4月29日
場所:蓮田市中央公民館



その後もずっと支援コンサートは続いているが果たしてその義援金がどの程度、何処にどのように使われているかはわからない。でもその一部が少しでも役に立っているのならば嬉しい限りだ。

※東日本大震災東北復興支援!山本竹勇&勇気親子の津軽三味線コンサート
日時:2011年8月24日
場所:島根県安来市東比田

*東日本大震災を悼む
詩劇「鎮魂と復興のうた」
日時:2011年10月18日
場所:京都市国際交流会館イベントホール

*高橋竹山生誕101年「撥魂」2011「けっぱれ
!東北チャリティーライブ」
日時:2011年11月3日
場所:東津軽郡平内町勤労青少年ホーム

*新春特別企画 山本竹勇・津軽三味線の魅力「CDの売り上げを全額義援金として寄付」
日時: 2012年1月22日
場所: 椿山自治会館ホール
*「東日本大震災から3年、大災難に遭遇して知った台湾の好意と善意」
ここで忘れてならないのは、震災に対して多くの義援金を寄せて下さった台湾の皆さんのご厚意には深く感謝しなければなりません。
こちらをクリックして下さいその素晴らしいご厚意に対して何か恩返しは出来ないものかと、フォークシンガー・小林隆二郎さんの呼びかけで「感謝台湾音楽會」が企画され、私も東北の民謡を担うその一員として参加させていただいた。
その様子は、このブログの中でも詳細にレポしていますのでご覧になって下さい。
http://tikuyu.blog.fc2.com/blog-entry-15.html日時:2012年5月10日~13日
場所:高雄、嘉義、台東、台北
*第8回 椿山文化祭「東日本大震災復興支援チャリティオークション」
日時:2012年10月8日
場所:椿山自治会館ホール

※東日本大震災チャリティーコンサート
「心ひとつに被災地へ」
日時: 2013年11月23日
場所: 銀鈴幼稚園「さいたま市北区宮原町」
※被災者の皆様のご多幸をお祈り申し上げます。
そしてこれからも更に支援を続けて行きます!
日時:2014年3月22日
場所:浦和コミュニティセンター第15集会室
- 2014/03/11(火) 15:00:00|
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江戸川には何かと縁があって、総合文化センターには過去にも何回か頼まれて演奏したことがあります。
今日は国際交流の楽しい集い、第17回 インターナショナル・ゲット・トゥギャザー2014にゲストで招かれてのミニライブ。
江戸川総合人生大学の国際コミュニティ学科長であり、青山学院大学名誉教授のジョージ・W・ギッシュさんとのプレトークやライブを開催、琵琶と三味線との深い繋がりとお互いのバチの共通点等を披露しました。
琵琶のツゲバチは、形と大きさが津軽用のバチと似ています。昔のボサマ達もみな木バチを使っていたのですから共通しています。琉球の三線が室町時代に堺の湊に入り、ここで琵琶法師たちが今の三味線の形にしたことは有名な話しです。そして瞽女が諸国を渡り歩くうちに津軽に入り、仁太坊のようなボサマ芸人が独特な津軽三味線音楽を編み出したのだとすれば、障がいのある盲人たちのお蔭で今の三味線音楽がある訳です。
私たち健常者はもっともっと感謝して弾かなければならないと思いますね。
- 2014/03/08(土) 17:34:29|
- コンサートから
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斜陽館そばの物産館では竹山先生のCDを発見!その中には私も生誕100年祭の時にインタビューされた、青森放送制作番組CD「故郷の空に」にも置いてありました。
駅では、若くて薄い塩味のワカメで巻いた若生(わかう)という津軽独特のおにぎりを試食。津軽弁の自動販売機も置いてあって「午後からの仕事ケッパッテケヘ!どもども」って喋ってあった(笑)
この後、日本最北の私鉄・津軽鉄道の津軽中里駅からストーブ列車に乗り、広大な津軽平野を眺めながら五所川原へ!
ストーブ列車よ〜 逢いたや おどう🎵
- 2014/03/03(月) 19:57:59|
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金木の方にお世話になり、津軽三味線会館と斜陽館へ、これからストーブ列車で五所川原へ向かいます。(これも一枚のレコードから)
- 2014/03/03(月) 12:36:55|
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体調は完全復活。南津軽郡田舎館村に演奏に来ました。久々の青森なので初日はリトアニア公演でご一緒した仲間のお店(青森駅近くの津軽三味線の店・ことぶきや)へ、ちょうど民謡会の新年会だったので、民謡王座タイトル保持者の丸岡美津弘さんとも再会、成田雲竹翁を彷彿とさせる素晴らしい歌声とコラボレーション出来ました。昨日はFBのM氏と一緒に竹山先生の御仏前にもご挨拶、ワラッセに寄って夕べは田舎館村でサックス奏者とのコラボレーション。雪も少なく小春日和のような天気でしたが、今朝はまた雪が降り始めました。バッテリー切れのため写真が少ないです。
これも一枚のレコードから!
- 2014/03/03(月) 08:23:49|
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