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私の人生を変えた一枚のレコード

私が出会った一枚のレコードが転機となり、その後の人生を一変させた。その回顧録を綴ってみたいと思う。(三味線回顧録カテゴリ内) もちろんブログですから日々の出来事も書いていきます。

修業の日々

大田区東雪谷にあった稽古場には多いときで30名程の生徒が習いに来ていた。
遠方では山梨あたりからも来ていたが、早い人ではすでに津軽あいや節など、
あこがれの曲を弾きまくっていたのには驚いたものだ。
本来ならばこちらから神戸まで習いに行かなければならぬのに、先生は神戸から
わざわざ出張で来て下さっている。本当にありがたいことだった。
この頃の私は高橋竹山のLPほか伴奏しているEP盤やテープなど、
ありとあらゆる音源を聴きまくっていたが、竹山だけでなく他の津軽三味線奏者の
レコードも聴いて勉強した。白川軍八郎、木田林松栄、山田千里、小山貢、澤田勝秋、
高橋祐次郎、五錦竜二などなど、やはり名人と言われた人たちの三味線も素晴らしかったが、
その中でも私の魂を動かしたのはやはり竹山先生の音色だった。

鰺ヶ沢甚句  津軽の唄心

何度聴いても飽きがこない、その何とも切ない哀愁のある音色は、ボサマと蔑まれ、
差別の中の壮絶な人生体験から生まれたものだとわかる。
耳コピで旋律を真似で来ても、いやその旋律さえ真似するのが難しいのだが、その音色までは
絶対に真似できるものではない。面白いもので三味線は同じように弾いても弾く人によって
違った音色になるという、個性が顕著に表れる楽器である。

ジァンジァン

渋谷のジァンジァンにもよく通っていたが、栄山先生の弟子ということで、
この頃になってやっと楽屋に通していただき、竹山先生に初の面会が叶った。
緊張してしまって何をしゃべったか覚えていないが、お見知りおきいただき本当に嬉しかった。

たまの稽古の時には、奥様の須藤雲栄先生や工藤竹風氏なども遊びに来られてその素晴らしい唄声を
披露して下さった。
竹風氏は竹山先生から見出された唄い手で、成田雲竹を彷彿とさせる素晴らしい唄い手であった。
雲栄先生はもちろんだが、お二人とも竹山先生の伴奏でアルバムやテープを出されていた大先生で、
その唄を真近に生で聴けたことは貴重だった。

そのふるさと

私はさらに唄付けという難しい課題に突き当たり唄を勉強するようになった。

そして入門1年後に転機が訪れることになる。

続く
  1. 2012/03/08(木) 12:34:45|
  2. 三味線回顧録
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