(高雄~嘉義へ)
さて、今晩の目的地「嘉義」に向かうべく台湾鉄道左榮駅にタクシーで向かいます。
昨日の記事が自由時報に掲載されたという情報が入ったので左榮駅で新聞を購入して見てみると高雄版に大きく掲載されていた。

駅弁と台湾ビールをゲットして台湾鉄道に乗り込むがほぼ満席状態。途中の駅で座席指定が切れたため席を立たなければならなくなったが、ここで乗り込んで来た若い女性が私の席と交代した。日本語が話せそうだったのでiphoneで撮影したポスター画像を見せたら、何と「科義大学は私の学校で、私も日本語応用学科です」と流ちょうな日本語で返して来たではないか。たまたま昨日はコンサートには行けなかったけど、一緒に写真を撮って欲しい!ということでOKしたが、まず不思議な出会いに驚いてしまった。

嘉義駅に到着してからバスで会場のCafe玉山旅社に向かおうと思ったが、そのバスが見当たらず、ここでは日本語を話す人も居なくて苦労することになる。同行した土山さんの堪能な英語と彼末さんの中国語に助けられて、何とかCafeから迎えの車が来てくれるということで安心。しばし待つと、今回のライブをアレンジして下さった余國信さんが迎えに来てくれた。今晩のライブのことは新聞に載っているよ!と見せてくれた。

そして今晩泊まることになる教師会館へ。嘉義の下町的な場所にある教師会館は格安に泊まれる宿泊所らしい。(一泊千円程度)一段落して会場となるCafe玉山旅社へ歩いて向かう。
その6へ続く
- 2012/06/07(木) 23:19:05|
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5月11日(金)(2日目)
学生食堂で朝食が食べられるというので行ってみると、格安で学食がゲット出来、読めないメニューを想像しながら台湾餅頼んでみるが、なかなかの味で満足。

そしてお世話になった日本語応用学科の林先生と記念写真。

(高雄観光)
今晩は嘉義のCafeでライブなのだが、午前中は時間があるので高雄市内の有名観光スポット「蓮池潬」を観光にすることになる。ここに来てやっと台湾らしい風景に遭遇。龍虎搭や春秋閣などの素晴らしい建物に息を呑む。
龍虎塔
龍の口が入口、虎の口が出口になった龍虎塔は、1976年、春秋閣から約700 メートルのところに建てられた塔だそうで。外観は生き生きと躍動感にあふれ、塔内には龍塔の方に中国人が親孝行の模範と認める「二十四孝子」や悪人が地獄で受ける「閻魔大王審罰刑図」などの絵が、虎塔の方に「十二賢士」や天国の世界を描いた「十殿玉皇大帝三十六宮将図」などの絵が飾られていた。

春秋閣
春閣、秋閣、同じ大きさのふたつの塔からなる春秋閣は、1951年、武聖、関羽を祭って建てられた。春閣と秋閣の間には、騎龍観音像が立てられ、騎龍観音像には、観音菩薩が雲の間から龍に乗って現れ、信者にその姿の像を現在の位置に立てるよう命じたという伝説があるそうだ。
啓明堂
龍虎塔から少し北に歩くと、4階建ての立派な中国宮殿様式の建物が見えてきます。啓明堂という廓で、商売繁盛の神様であるとされる関羽を奉っています。啓明堂はこの春秋閣の本殿とされているそうで、春閣と秋閣、騎龍観音像があり、その前を巨大な龍がうねるように横たわっています。

その5へ続く
- 2012/06/07(木) 23:03:02|
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18:30 開演
私は着替えがあるので別室で準備、着替え終わって紋付き袴姿で会場入りし、ちょうど始まったばかりの、舞台を観ることが出来た。隆二郎さんが通訳を交えて挨拶、矢谷さんのギターでラブ・ピース&フリーダムを歌い始めると途中から会場は大合唱になり、大歓声があがった。

素晴らしくて、私も熱いものが込み上げてならなかった。矢谷さんの歌も若い学生達の感性を刺激し、すごい熱気につつまれた。これほどまでに熱く伝え、伝わる仲間たちの歌を聴いて私も感激して熱くなった。土山さんの沖縄三線から彼末&村上ユニット(金孔雀)の演奏にも癒された。


そして私の出番が来た。謝謝!台湾と挨拶をした後はもう無我の境地。持参した東北津軽の映像がプロジェクターで映し出されると、私は被災地からの感謝のメッセージを三味線に託し、心をこめて演奏した。

そして最後は復興を願い、メンバーと会場が一体となって「上を向いて歩こう」を歌って盛り上がった。皆の気持ちが伝わった本当に素晴らしい舞台であったと思う。

この様子は翌日の地元新聞「自由時報」にも大きく報道されたことで証明されるが、舞台が引けてからも写真撮影や校内記者からのインタビューや三味線愛好家からのレッスン希望などなど、その感動はいつまでも続いた。
男性軍はその余韻を語りながら部屋で呑もう!ということになるが、ここは学校内、しかも広大な敷地のために外に買い出しに出るのもたいへんなのだ。たまたま私たちを献身的にサポートしてくれた学生の一人が「セブンイレブン」があるので買って来ましょうか?」という嬉しい申し出。しかし待てども待てども帰ってこないので半ばあきらめかけた頃、ビールとカラ揚げなどのつまみが届いた。この学生には今でも感謝しているが、とにかく台湾の人たちは親日家で優しい。お蔭で乾いた喉を潤して感動に浸ることが出来たが、床についた後、エアコンが故障したのか?と思うようなスゴイ音。大雨が窓を叩きつける音だったのだが、それもBGMとなっていつしか眠りに落ちていった。
その4へ続く
- 2012/06/07(木) 22:45:28|
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5月9日(水)出発前日
10日の出発便が早朝7:10発のため、自宅からは間に合わないので羽田近くのホテルに宿泊。
5月10日(木)一日目
早めに出て空港でゆっくり朝食を取ることに、出発前に申し込んであった海外用wifi接続機器をゲットした。これで現地に着いても矢谷さんや台湾関係者と連絡が取れる。
機内荷物預かりのところで台湾人の女性から声がかかり「私の荷物が重量オーバーになるので友達になって分散して欲しい!」と言われたので二つ返事でOKした。座席が隣あったので聞いてみると台北に里帰りなのだそうだ。永年東京に住んでいるため日本語も流ちょうなので、私は台湾行の経緯を話して、「現地で演奏の前に挨拶をしたいから北京語を教えて欲しい!」と言ったら飛行中に丁寧に教えてくれたし、また東京では台湾料理の店を手伝っているので三味線持って遊びに来ないか?とも言われた。とにかくお蔭で3時間のフライトは楽しいものとなり、また東京で再会することを約束した。

10:10松山空港着
タクシーで新幹線(台湾高鉄HSR)の駅まで行き、ここで高雄行きのチケットを買おうと思うが、高雄行きという列車が見当たらない!駅名は「左榮」なんだそうで、これではわからない訳だ。自動販売機でチケットをクレジットカード払いで購入しようとしたが、これも間違って2回押すなどミスばかり、窓口で払い戻しを受けようと事情を話し、苦労したが何とか乗車することが出来た。私は今までも海外に多く出かけたが、ひとりで裏街道?を探索するのが好きなのだ。だからこのような冷や汗場面はむしろ楽しく感じる。
無事に左榮の駅に到着。矢谷さんと連絡を取ると「間もなく着くので待っていて欲しい!」というので簡単な食事をして待つことにした。
14:36 ばとこいあ神戸のメンバーと合流、再会を喜ぶ。今回は彼末さんのフルス(中国楽器)や土山さんの沖縄三線、村上さんの電子ピアノとご一緒出来るのも楽しみだった。
国立高雄第一科技大学日本語応用学科の林先生が車で迎えに来て下さって学校まで向かう。大学は何と700ヘクタールもの広大な敷地内にあって、校内が高速道路で分断されているのには驚いた。こんな広いキャンパスを学生たちは自由に乗り降り可能な自転車で移動しているらしい。まず最初は世界三大熱帯花木の一つと言われる真っ赤に花咲く「鳳凰木」が迎えてくれた。

やはりここは亜熱帯、30度以上の蒸し暑さが身にしみる。事務所に通していただき、皆さんとご挨拶、そして記念撮影。今晩は大学内のゲストハウスに泊まることになるが、荷物を置いてから会場を下見リハーサルに行く。300人くらい入る大きな講堂。実は800人くらいの大きな講堂もあるのだが日程的に押さえられなかったとのこと。それでも素晴らしい舞台だ。キャンパスにはあちこちに音楽會のポスターが貼ってあり主催者側の意気込みも伝わってくる。林先生や学生スタッフたちが献身的に音楽會をサポートしてくれたお蔭だ。

その3へ続く
- 2012/06/07(木) 22:35:40|
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